岩手産ブドウを使用したワインのご紹介です。東北・岩手のワイナリー、エーデルワインのホームページ

ワインの町おおはさま
  
風土
ぶどう栽培
ワインまつり

おおはさまの自然の恵み

 大迫の気候風土は、太古の昔より霊峰「早池峰」のお恵みを受け、そこに暮す人々に自然の恵みと厳しさを与えつづけています。
 そこから生まれたブドウもまた、早池峰の恵みと人々の情熱が込められています。
 ワインは豊かな香りと味覚の宝庫 一房のブドウの奇跡。 ワインの優雅な香り、繊細な風合い、渋みと酸味の絶妙なバランス、心地良い口当たり。 
 それは、ブドウに込められた自然の恵みと造り手の情熱が長い熟成の時間を経て育まれた、奥深い神秘の味わいです。
 それにしても、一房のブドウの豊かな”しずく”が、これほどわたしたちに限り無い喜びをあたえてくれるとは。

エーデルワインの名前の由来

  大迫町には高山植物で有名な「早池峰山」があり、この山にはヨーロッパアルプスの「エーデルワイス」と姉妹花と言われている「ハヤチネウスユキソウ」(早池峰山固有の高山植物)が咲いています。
 この花のとりもつ縁で、大迫町はオーストリアのベルンドルフ市と昭和40年に姉妹都市となりました。
 そしてこのアルプスの名花”エーデルワイス”にちなんで、ワインの名前がつけられました。(これにより"EDEL WEIN" のワインはドイツ語表記となっております。)

大迫町の葡萄栽培とワインづくりのあゆみ

 昭和22、23年カザリン・アイオン台風が、大迫町に大きな被害を与えたときの県知事・国分謙吉の「大迫町は葡萄栽培の適地である」という言葉がきっかけとなり、昭和25年に岩手県立農業試験場大迫葡萄試験地が創設され、県内で最初の本格的な葡萄栽培の奨励と振興が始まりました。そして昭和37年には町役場と農協が中心となりワインづくりがスタートし、「神楽とぶどうとワインの里 大迫」をキャッチフレーズとした”村おこし”の発端となりました。
 その後、葡萄品種の栽培試験や栽培農家への技術指導が積み重ねられ、当町に適した品種の選定や園地の開墾が行なわれ、岩手の代表的な葡萄産地としての地位を確立していきました。
 そして昭和56年には本格的なワイン専用葡萄の栽培が始まり、今ではその芳醇な味と香りのワインが、岩手県産ワインとして、全国的に人気を高めるまでになりました。

作り手から見るワイン

  ワインはぶどうだけを原料にします。このぶどうの持っている成分でワインの個性が決まるわけです。たとえばぶどうの持つ酸はワインの味に張りを与え、まるで料理の中の塩の役割のように味全体のトーンを明確にしてくれます。またこの酸はワインの若さを保つのに重要な役割をします。黒ぶどうの皮には赤い色素や渋みの成分があり、まるで宝石のような深い赤の色を出し、濃いほどに味の風格につながります。最近はこの色や渋みの成分としてのポリフェノールがたいへん体にいいと話題になっています。
 ぶどうの味を育むのは大地、畑です。畑はそこに土壌の成分の特徴と土地独特の気候、そして栽培する人の個性を持っています。その全てがぶどうの味を作るもとになるのです。
 もう一つ大事なのはぶどうの品種。品種によって明確に違うぶどうの味はダイレクトにワインの味になります。
 ワインは人が作るものです。ゆえに作り手の感性や仕込方法によって大きく味が違ってくる面白さがあります。仕込現場はレストランの厨房に似ています。シェフが材料を見抜き、一皿を決め、限られた時間で一気呵成に料理を仕上げていく感覚に共通するところがあります。ワインは土と気候、栽培者とそれに合ったぶどうの品種によって生まれ、ぶどうの資質を見抜いて味を表現するつくり手によって仕上げられ、さらに出来たワインに感動できる愛飲家と全て揃って、長い歴史の中で洗練されてきました。ワインのなかにはアルコールのみならず人間の歴史や哲学、芸術、果ては人の喜怒哀楽といった情感までが詰まっているような気がします。
 私達のワイン作りに関しては後に詳しく触れたいと思いますが、今現在私達はしっかりとぶどうを見つめ、如何に率直に岩手のぶどうの味を生かせるかを第一の基本に、これから彼らの才能をどこまで花開かせてやることが出来るかを真剣に考えながらすごす毎日です。

秋の仕込が始まるまで

  ワイン作りの一年は、仕込の遥か以前から始まっています、葡萄の芽は実のなる2年も前から用意されるのです。私達造り手はそんな葡萄が、栽培者とともに良いワインとして育ってくれるよう努力し続けます。
 収穫後の畑では、枝が登熟と言って養分を蓄え硬く締まり、冬の寒さに凍らないよう心がけます。冬に−15°C以下の日が続くと、凍らないよう祈るような気持ちになります。
 春、4月の終り頃から芽が出てきます。この時期の晩霜は、時には葡萄を全滅させることもあり、非常に危険です。1998年5月11日、朝方の強い霜でワイン用の葡萄が約90%も枯れてしまったことは記憶に新しい出来事です。
 6月の末にはいよいよ開花、葡萄の花は清楚で、葡萄の房のような形の先のキャップと言われる頭の部分がはじけて開花します。この時期に天候が良いと実が多くなりますが、雨や低温では実にならず、不作の年になるのです。まさに天候で一喜一憂する日々が続きます。
 夏から秋は日照時間の長さと気温の高さが勝負です。今年のような雨の少ない、暑い夏はめったにない良い年と言えます。「いやになるほど暑い日が続きますね」と挨拶をされると「いや(葡萄にとっては)良い年ですよ」、と思わず笑みがこぼれます。
 そして秋の天候がまた最後の決め手です。寒暖の差が色づきを良くし、甘さも急激に増してきます。雨が続くとせっかく今まで丹精こめてきた葡萄の粒が割れてしまいます。
秋の収穫は、葡萄の品種や畑ごとに糖度を計り、最良の状態の日を選んで行います。そして祈るような気持ちで私たちは仕込に入ります。
 毎年毎年まさに筋書の無いドラマが生まれ、その織りなすドラマがワインに変わるのです。

ページの上へ